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ギャンブルや無駄遣いで借金が膨らんだ方へ~小規模個人再生で再出発する方法~

この記事を書いたのは:乙井 翔太

1 はじめに

ギャンブル・浪費による借金でも救済される道はあります。

「ギャンブルで借金を抱えてしまった…」

「つい無駄遣いがやめられず、返済が追いつかない…」

このような悩みを抱え、誰にも相談できずに一人で苦しんでいる方は少なくありません。

弁護士として、そうした方々の再出発を数多くサポートしてきた経験から申し上げます。

たとえ借金の理由がギャンブルや浪費であっても、小規模個人再生という法的手続によって、生活を立て直すことは可能です。

本記事では、ギャンブルや無駄遣いによる借金を抱える方が、個人再生を通じてどのように再出発できるのか、法的・実務的な視点から解説します。

2 小規模個人再生とは? 自己破産との違い

個人再生は、裁判所を通じて借金を大幅に減額し、原則3年間で分割返済する債務整理の手続きです。

  特徴は以下のとおりです:

– 借金の減額:最大90%

– 財産の保護:一定の条件により自宅などを維持可能

– 資格制限:なし(自己破産では一部あり)

– 信用情報:ブラックリスト入り(自己破産も同様)

「自宅を残したい」「職業上、破産できない」「借金の一部は返済できる」といった方には、個人再生が有力な選択肢となります。

3 ギャンブルや無駄遣いでも個人再生は認められるのか?

認められるかどうかは、「借金の理由がどうあれ、今後きちんと返済する意思と能力があるか」が問われます。

認可されるための視点は次のとおりです。

– 家計収支表が現実的か

   -返済能力はあるか。

弁護士とともに、再発防止の仕組みや改善計画を示すことが重要です。

4 家計管理が苦手な方へ:支出習慣の見直しが成功のカギ

個人再生では、家計収支表の作成が求められます。

よくあるNG例:

– 収支が赤字なのに、無理やり返済計画を組んでいる

– ギャンブル費用や「その他支出」が多く、内容が不明瞭

– コンビニやサブスクなど、見えない固定出費がかさんでいる

改善のアドバイス:

– 家計簿で記録(現金払いも含む)

– 支出を「生活必需」「趣味」「浪費」に分類

– 週単位の予算管理(1日500円など)

5 弁護士に相談するメリットと選び方

個人再生は高度な法的知識と実務経験を要します。

チェックポイント:

– ギャンブル債務の対応実績があるか

– 家計収支改善のサポートがあるか

– 無料相談・秘密厳守が徹底されているか

6 よくある質問(FAQ)

Q. ギャンブルが理由だと、個人再生は絶対に無理ですか?

A. いいえ、理由がギャンブルでも再生手続きは可能です。再発防止の意思と計画を示す必要があります。

Q. 無駄遣いをやめられない自分に再生は無理なのでは?

A. 完璧である必要はありません。収支の流れを把握し、改善する姿勢が大切です。

7 失敗を責めず、再出発の一歩を

ギャンブルや浪費で借金を抱えた過去は変えられません。

しかし、法的なサポートを受けることで、これからの人生は立て直すことができます。

一人で悩まず、まずは弁護士にご相談ください。

無料相談受付中

当事務所では、ギャンブル・浪費による借金問題にも真摯に対応しています。

ご相談は無料・秘密厳守。

お気軽にご相談ください。あなたの再出発を全力でサポートします。


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乙井 翔太