労働問題

労災事故と損害賠償請求

厚生労働省によれば,令和2年の労働災害発生状況は,「死亡者数は3年連続過去最少、休業4日以上の死傷者数は増加」とされます。たしかに労働災害に関する法律相談が増加している印象です。

労働災害について,労災認定を受けると労災保険からお金が支払われます。ここで留意すべき点は,この労災給付は,あくまで損害の一部が補償されるもので,精神的苦痛に対する慰謝料,休業損害の一部,後遺障害による逸失利益などは不足が生じます。

もし雇用主に安全配慮義務違反が認められるのであれば(事故に関して会社に原因がある場合),この不足分について,労働者は,雇用主に対して損害賠償請求することができます。この点を知らず,労災保険給付を受けて満足しているケースもあり,本来填補されるべきものがされていない場合があります。怪我等の程度によりますが数百万円以上にのぼる場合もあり,また,過去の裁判例などを見ても,数千万円から1億円を下らない損害賠償金になるケースもあります。

会社における業務中の事故などに遭われた場合,旭合同法律事務所は労災による損害賠償請求を取り扱っております。どうぞお気軽にご相談ください。