離婚問題

弁護士が教える離婚の準備その2~別居の前にしておいた方がいいこと

(さちこさん)先生、引越先は決まりましたし、引越のための準備も着々と進めています。引っ越す前に、ほかに準備しておいた方がいいことはありますか。

(弁護士)そうですね、離婚の話し合いをするときに必要な情報を予め収集しておくといいと思います。

(さちこさん)なるほど、例えばどういったものを集めておいたほうがいいですか。

(弁護士)まずは、ご主人の収入資料がわかるものをお持ちであれば、そのコピーをとっておくといいでしょう。

(さちこさん)ほかにはありますか。

(弁護士)さちこさんが管理していらっしゃるご主人名義の通帳や保険の証券などのコピーもとっておくといいでしょう。

(さちこさん)夫は、ほかにも株などを持っていると思いますが、その書類はどこにあるかわかりません。

(弁護士)むやみに探そうとすると、ご主人に気付かれてしまうかもしれませんね。別居前に不要な紛争を起こすのは得策とは言えませんので、控えた方が良いでしょう。

(さちこさん)わかりました。ほかに、やっておいた方が良いことはありますか。

(弁護士)離婚の際には、「財産分与」といって、夫婦の共有財産を二人で分け合う話し合いをすることがあります。先ほど挙げて頂いた預金や株券の他に、ご主人の名義の財産で、夫婦の共有(結婚してから取得したもので、夫婦の共有財産から支払われたもの)にあたるものがありそうか、確認しておくといいでしょう。

(さちこさん)夫が乗っている車は、結婚後に買ったものなので、これも共有財産に入りますかね。

(弁護士)車の購入費用が結婚後の御主人の給料から支払われているものであれば、共有財産といえます。車の資産価値を予め把握しておくには、車検証を確認し、何年式のものかなどを事前に知っておくといいでしょう。場合によっては、中古車販売業者などに査定しておいてもらうといいでしょう。

(さちこさん)あとは、今住んでいる不動産は、結婚してから建てたものです。全て、結婚してから貯めたお金で頭金を支払って、残りは住宅ローンを組んで、夫の給料から払っています。残りのローンは少ないので、おそらく、売れば、手元にいくらか残ると思います。

(弁護士)なるほど、そうであれば、不動産の価値を知っておくことは必要かもしれませんね。毎年届く、固定資産税の納税通知書に記載されている、固定資産税評価額は把握されておいた方がいいかと思います。

(さちこさん)わかりました。預金、不動産、株式、車、大体これで把握できると思います。

(弁護士)そうですね。ほかに何かわからないことが出てきたら、遠慮なく、旭合同法律事務所の弁護士にご相談ください。