離婚問題

面会交流のアイデア集

この記事を書いたのは:福島 宏美

(会社員の日暮さん)妻と長期間別居していて、ずっと子どもと会えていなかったのですが、先日、裁判所の調停で、月1回の面会交流の実施をすることで合意しました。子どもは、5歳で、生まれてすぐに別居したものですので、子どもとどのようなことをしてあげればいいかわかりません。

(弁護士)久しぶりに会えるのはとてもうれしいですね。長い間会えていなかった分、いろいろな積もる気持ちもあると思います。

(会社員の日暮さん)そうですね。仕事が忙しくて、妻が育児を一人で抱え込ませてしまったことが別居の原因です。そこはとても反省しています。私も妻や子どものために一生懸命に仕事をしていたつもりでしたから、これほどまでに子どもと会えなくなってしまったことには納得がいかない部分もあります。

(弁護士)そうですね。そうしたお気持ちをお聞かせくださってありがとうございます。お子さんは、男の子ですか、女の子ですか。

(会社員の日暮さん)男の子です。今は幼稚園に通っていると聞いています。

(弁護士)そうですか、では、すこしずつ絵を描いたり、歌を歌ったり、字も習ってきているのでしょうかね。

(会社員の日暮さん)そうですね、沢山ではないでしょうけど、年長さんになるともう少し色々と教えてもらうようです。

(弁護士)そういった情報を奥さんから教えてもらっているのはいいことですね。男の子ですと、外でボールで遊んだり、公園の遊具などで遊ぶのも楽しいかもしれませんね。

(会社員の日暮さん)そうですね。コロナのことも気になるので、できれば屋外の広い所で遊べたらいいなと思います。ですが、寒い日だったり、雨の日だとどうしようかなと困ってしまいます。

(弁護士)コロナ禍の面会交流は、色々と気を遣うところがありますね。無理せず、自分たちにできる範囲で工夫していけたらいいですね。

(会社員の日暮さん)はい。雨の日や寒い日などはどうしても屋内で過ごすことになります。そうしたときは、どうしたらいいのか迷っています。

(弁護士)そうですね、自治体によっては、子育て支援センターなどで遊び場を提供してくれていたりするので、そういった情報を探してみるといいかもしれませんね。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で利用時間や利用できる施設に限りがあるかもしれませんので、くれぐれも事前の情報収集は念入りにした方がいいでしょうね。

(会社員の日暮さん)わかりました。あとは、民間で、子どもが遊べる施設などもありそうなので、探してみます。

(弁護士)いいですね。第三者の支援機関に、部屋だけ貸してもらって、自分達でおもちゃや本などを持ってきて一緒に遊んだり、本を読んだりするのもいいでしょう。子どもさんが楽しいなと思える時間にしていけるといいですね。お母さんとの話し合いで何か困ったことがありましたら、旭合同法律事務所にご相談ください。


この記事を書いたのは:
福島 宏美