会社経営

AI時代に求められるもの

この記事を書いたのは:乙井 翔太

AIの導入により奪われる職業が増えると言われて久しいですが、昨今のChat GPTの台頭などにより、そうした言説は一層現実味が帯びてきました。

こうしたAI時代に求められるものは人間にしかできないこと、例えば、信頼関係を築く、人間関係を調整する、共感や励ましをおくるというものではないでしょうか。

翻って、弁護士業務として、日々、法律相談や依頼者また相手方とのコミュニケーションを通じて紛争解決を目指していますが、より一層先に述べた人間としての能力が求められるように思います。そうした業務を遂行する中で特に感じることは、経営者の方は孤独であり、事業内容や方向性について相談相手を求めているということです。特に、従業員をはじめとする人に関する法律問題や会社の資金繰りなどの財務問題について、気軽に相談でき信頼できる相手を求めているように思います。

もし事が起こる前に気軽に相談できる体制があれば、例えば、「解雇無効であると訴えられた」、「複数人から残業代請求されえた」、「資金繰りが苦しく破産申立てをせざるを得ない」などの問題が起きるまえに、就業規則を整備し、コンプライアンス体制を構築するなど、また、リスケジュールや私的再生の検討、会社財産の有効活用(知財戦略など)、債権回収等の方策を取る余地があります。そうなれば、事業の存続はもちろん、従業員のやりがい向上による生産性向上、さらに大きく言えば地域経済の発展に繋がるかと思います。

旭合同法律事務所は、気軽に相談できる(コミュニケーションをとれる)顧問業務もやっておりますし、より会社に密着した人事労務や財務に関するいわゆるコンサルティングも行っておりますので、一人で悩まず、一度お気軽にご相談ください。


この記事を書いたのは:
乙井 翔太