離婚問題

弁護士が教える!離婚の準備その1~モラハラ夫との別居のタイミングや家具家電の持ち出しについて

(さちこさん)私、夫と離婚したいのですが、どのように進めたらいいですか。

(弁護士)ご主人と離婚について話し合われたことはありますか。

(さちこさん)いいえ、まだです。夫は、私が何か意見を言うと、「お前はおかしい。お前の言い訳は聞きたくない。」と言って頭ごなしに否定してくるので、離婚したいといっても、私がおかしいとかいって、すぐに応じてくれない気がするのです。

(弁護士)なるほど。それは辛いですね。そうすると、あまり、夫婦だけで、離婚についての話し合いをするのは、難しい状況でしょうか。

(さちこさん)そうですね。多分、難しいと思います。私の兄や姉も心配してくれていて、夫との話し合いに同席してもらうことも考えたのですが、夫が逆上するかもしれないので、それも難しいと思っています。

(弁護士)そうだとすると、弁護士を入れて、ご主人と弁護士が、離婚について話し合いを進めていく方がいいかもしれませんね。

(さちこさん)はい。そのようにお願いしたいと思っています。

(弁護士)わかりました。

(さちこさん)夫と別居してから先生に入ってもらったほうがいいですか。どのタイミングで先生が夫と話をし始めるのが良いのか知りたいです。

(弁護士)そうですね、できたら、別居先を見つけて、別居してから、弁護士が御主人に御連絡させて頂く方が良いかと思います。

(さちこさん)わかりました。別居先を見つけたいと思います。別居先については、何か決まりはありますか。

(弁護士)別居先をどこにするかは、さちこさんのご判断にお任せします。住みやすいところ、今後の生活のしやすいところ、ご主人との生活圏から離れたところ、を探す事にはなるとは思いますが、基本的にはさちこさんが良いと思ったところで良いと思います。

(さちこさん)わかりました。仕事をしているので、勤務先に近いところで、夫からわかりにくい場所を探してみようと思います。

(弁護士)別居先が見つかったら、転居日を決められると思いますので、その日をお知らせください。転居してから、ご主人に、弁護士がさちこさんの代理人に就任したことをお知らせしようと思います。

(さちこさん)わかりました。

数日後・・・

(さちこさん)先生、別居先を決めました。来月転居しようと思います。転居してから夫に連絡してもらえますか。

(弁護士)わかりました。では、そのようにしましょう。

(さちこさん)転居の際に、私の荷物はもちろん持っていきたいと思いますが、転居先の収納スペースが限られているので、要らないものはそのまま置いて行って、あとで夫に処分してもらってもいいでしょうか。

(弁護士)悩ましいですね。どんなものを置いて行かれるかによりますが、多くの物を置いたままにし、後でご主人に処分を任せるとすると、その処分費用を請求される可能性があります。業者によっては過大な請求をそのままあなたに請求する場合もあり得るので、出来る限りご自身で処分された方が無難かと思いますよ。

(さちこさん)確かに、後で夫から請求されると、いくら払わなければいけないかわからないので、先に自分で処分しておいたほうが安心ですね。わかりました。出来る限り、処分できるように準備します。あと、結婚してから買った冷蔵庫やテーブルなどは持って行ってもいいでしょうか。

(弁護士)結婚してから、購入した場合には、夫婦の共有財産にはなりますが、財産分与の対象となる財産として、お金で清算するということはせずに、その物自体をどちらが引き取るかを話し合うことが多いです。話し合ってから持ち出す方が、不要なトラブルは抑えられるとは思います。

(さちこさん)そうですか。私が勝手に持ち出すと、何か言ってくることは間違いないでしょうね。とりあえずは、持ち出さずに様子を見ます。

(弁護士)それも一つの方法かと思います。どんなものが共有財産で、そのうちどれを引き取りたいかについては、離婚の話し合いがある程度進んだところで話し合うことが多いです。ですので、そのときにどんなものがあったのかについて、思い出しておけるように、転居前に、物の写真を残しておくなどしておきましょう。

(さちこさん)なるほどですね。わかりました。一応写真を撮っておきます。

(弁護士)宜しくお願いします。

離婚に関する別居のタイミングや転居の際の注意すべきことについて丁寧にお答えいたしますので、旭合同法律事務所の弁護士にご相談ください。