離婚ADRって何?
この記事を書いたのは:福島 宏美
離婚ADRというのをご存知ですか?
離婚ADRは、裁判所とは別に、離婚について話し合って解決することのできる機関をいいます。
離婚ADRの機関として、離婚テラスー家族のためのADRセンターがあります。
家族のためのADRセンター 離婚テラス 東京都千代田区 (rikon-terrace.com)
離婚テラスでは、弁護士や、家庭裁判所調停委員経験者、家庭裁判所調査官経験者が「調停者」として、当事者の方々のお話をお伺いし、具体的な解決に向けて話し合いを進めていきます。
話し合いは、当事者の方々が同席の上で行います。
当事者の方は、お相手の話を直接聞きながら、ご自身のお気持ちやお考えを述べて頂くことができます。
また、調停者は、当事者の方の要望により、法的なアドバイスもします。
当事者の方々は、離婚について、法的な「相場」を見据えながら、話し合いを進めていくことができます。
裁判所の離婚調停では、「法的には~だから」という一点で、それ以上の具体的な話し合いができなかったりし、当事者の中には、十分に話し合いができなかった、と思われる場合もあるかと思います。
そのようなことがないように、ADR調停では、当事者の方々の実情に合わせた解決方法を当事者の方々と調停者が一緒に考えていく「対話型」の調停を行っています。
このように、離婚テラスでは、できるだけ、当事者の方々のニーズに合わせた柔軟な解決を目指しています。
法的な判断を下す場ではありませんので、法律的な争いの色合いが強く、当事者双方の話し合いが難しい場合には、家庭裁判所の離婚調停を申し立てられた方が良いかと思います。
当事者双方で、法律的な解決も踏まえつつ、双方のニーズに合った解決方法を協議し合いたい方は、離婚ADRのご利用を御検討ください。
ご不明な点等がございましたら、名古屋事務所(担当 弁護士福島宏美)へお問合せください。
この記事を書いたのは:
福島 宏美